代償性発汗とはどんなものなのか?

163906代償性発汗という言葉を聞いたことはありますか?

多汗症に関しては、手のひらや脇の多汗症などの一定の部位の多汗症を改善するために手術を受けることがあります。
それが胸部交感神経を遮断するための手術です。
ところが、この手術を受けて元々多汗症の症状に悩んでいた部位に関しては、多汗症の症状が改善されるのですが、その副作用として起こるのが“代償性発汗”です。

代償性発汗というのは、背中やお腹、腰の辺りや太ももなどやはり限られた部位に汗をかきやすくなるという症状が出るもので、結局のところ元の部位の多汗症が改善されても他の部位に多汗症の症状が出るということがあるのです。

実際、現在多汗症に悩んでいる人でも、代償性発汗という副作用が怖くて多汗症の手術に踏み切ることができず立ち止まってしまっている状態の人も多くいるくらい、代償性発汗の症状は怖いものだと言われています。
副作用ではありますが一過性のものでもないため、最初に気にしていた多汗症の症状が治っても他の部位の多汗症に悩まされることになってしまい、しかもそれが治らないとなれば、かなりの問題です。

神経を遮断されてしまうと、発汗機能がうまく機能しなくなりますので、体温調節がうまくいかず、発汗異常を起こすという仕組みになってしまうのですが、多汗症の手術を行うことで副作用として発症する可能性を0にすることはまずできないので、多汗症の治療として手術を受けようとしている人はまずこの代償性発汗について正しい知識を頭に入れておくことが必要です。

症状が出るとどうなってしまうの?

asejimi代償性発汗の症状が出たときには、どのようになってしまうのでしょうか?

代償性発汗は、基本的には背中やお腹、そして足の裏や胸などに出ることが多いといわれています。
ただ、多汗症の1つとして、足の裏に症状が出ることがありますが、足の裏の多汗症の対策として手術を行った場合には、代償性発汗が足の裏に出ることはありません。

その他の部位の場合は多汗症の症状が全く出ない場所というわけではありませんが、代償性発汗の症状が出やすい場所なので、そこにもし症状が出たらどうなってしまうのかということを理解しておきましょう。

まず総合的に言えることは、普通の生活を送るにも困難が生じる可能性があるということ。
部位別で考えてみると・・・。
背中であれば、シャツや服に汗染みが浮き出るほど汗をかいてしまいますし、それは胸でも同じです。
胸の場合でも背中の場合でも、広い範囲に汗をかきますし、下に流れ落ちるので下着まで汗まみれになってしまうこともあります。

お尻や太ももも特に気まずい部位ではないでしょうか?
ズボンやスカートに濡れた染みができてしまうので、見ようによってはお漏らししたかのように見えてしまうこともあります。

気温に関係なく汗が噴出してしまうものなので、結果的には日常生活でどんな環境にいようとも、普通に生活することができなくなってしまうのです。

症状に関しては、多汗症のときと同じ程度の汗の量である可能性もありますが、部位が部位だけに汗の量が多くなってしまったと感じる人も多いのです。